脱炭素社会の到来を待っていたかのような炭化炉があります。
25年前に島根県で創業され、炭化炉一筋、日本古来の炭づくりの技術からは想像できない新しい炭化技術の発明で粉炭製造されている会社が、島根県益田市にあります。
その会社は有限会社山本粉炭工業です。
https://www.ypcpjapan.com/
この技術を使って、樹木やその他の有機物などを炭化すれば、希望が叶うかもしれません。
炭化炉の特徴
①多様なバイオマスを炭にできる
不特定形状のバイオマス(枝打ち材、樹皮、木くず、抜根・・)竹、雑草、藻、水草、農業廃棄物、食品廃棄物、等
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②動力エネルギーが少ない
作業用ショベル、散水ポンプ、回転スクリーンで、大きな電力不要
③大量生産が可能
1基1ロットで約10トン/1週間から10日間 2~4基を接続して運転可
④用途が多様で実績が豊富
炭素固定の用途:土壌改良材、家畜や養殖用飼料、建築用調湿材、水質改良炭
カーボンニュートラルの用途:食品添加物、粉炭ストーブ・ボイラー用燃料
⑤作業が省力化できている
開放的なプール型構造で、原料の投入、製品の搬出をショベルローダで作業可
樹木の炭素固定では、樹木を燃さないことが第一で、世界的に高まっている木造建築、中でも木造大規模中層マンションの普及が期待されています。
その原材料である木材の供給を支える森の管理や、必要材料を採った後の端材の処理や、地域のごみ焼却に持ち込めれる有機物の処理状況、等の調査を行い、炭化作業による炭素の固定について研究する必要があると考えます。
伝統的な炭化炉では考えつかなかったことが、現在は山仙プール式炭化炉の出現で可能になりました。